この記事では、AI漫画制作の基礎から実践まで、初心者でも簡単に取り組める完全ガイドをお届けします。
創作の世界への第一歩を踏み出す準備はできていますか?あなたの眠っていたアイデアが、AIの力を借りて形になる喜びを一緒に体験しましょう!

準備編(ツール選び・必要なもの)
AIマンガ制作を始める前に、適切なツールと基本的な準備が必要です。この章では、初心者でも迷わず始められるよう、必要なものをすべて解説します。AI漫画制作に最適なツールの選び方
AI漫画制作ツールは日々進化しており、様々な選択肢があります。目的や技術レベルに合わせて最適なものを選びましょう。1. Anifusion(アニフュージョン)
- 特徴:日本の企業が開発。プロンプトからAIイラスト+マンガ風コマ割りを自動生成。
- 用途:短編マンガやネームの高速作成に。
- 備考:日本語プロンプト対応。商用利用については現在は制限あり(要確認)。
2.AnimeShorts(OctoComics)
・特徴:高度なAIモデルを活用し、ユーザーが入力したテキストからアニメーションやコミックを自動生成、恋愛、アクション、ファンタジー、BLなど、さまざまなジャンルの作品制作に対応しています。
・用途:自分だけのキャラクターやストーリーを作成し、アニメやコミックとして表現できます。
・備考:スマートフォンからもアクセス可能で、場所を選ばず制作が行えます。
AnimeShorts(旧OctoComics)公式サイトはこちら
3.Akuma AI(悪魔AI)
特徴:Akuma AIは、日本発のリアルタイムAI画像生成プラットフォーム。AIキャンバス機能で描いた線をリアルタイムでアニメ風イラストに変換、アニメキャラクターとのチャット機能も搭載、日本語プロンプトに完全対応、スマホでも利用可能です。
用途:アニメ・漫画風のオリジナルイラスト作成、絵が苦手でもクオリティの高いイラスト制作、商用利用可能なイラスト素材の作成、ラフスケッチからの高品質イラストへの変換など。
料金体制その他:
- 無料プラン(25クレジット)あり
- 有料プランは月額$10〜(Basic(300クレジット)、Standard、Professional、Business)
- Kinkaku株式会社が運営する日本のサービス
- クレジットの有効期限は購入日より60日間
4. Comic AI Generator(海外系サービス)
- 特徴:プロンプトからキャラクターの表情や背景、セリフを含めたコマ画像を生成。
- 用途:AIストーリーテリング、海外向けWebtoon風。
- 備考:主に英語圏中心だが、最近は日本語対応のサービスも増えている。
AI漫画制作に必要な準備物リスト
AI漫画制作を始めるために必要なものは意外とシンプルです:-
- インターネット接続環境:安定したネット環境があれば十分
-
- デバイス:スマホだけでも可能(タブレットやパソコンがあるとなお良い)
-
- アカウント登録:使用するAIマンガツールのアカウント作成
-
- アイデアとストーリー:作りたいマンガの大まかな内容
-
- 参考資料(オプション):キャラクターや世界観のイメージ資料
Pure Model AI(ピュアモデルAI)
本格的に漫画家を目指している方にお勧めのAIです。漫画家と言う職業をされている方には、将来的に、このようなサービスは標準になっていくと考えられます。
Pure Model AI(ピュアモデルAI)公式サイトはこちら
Pure Model AI(ピュアモデルAI)とは
Pure Model AIは、en-dolphinと韓国のSUPERNGINE(スーパーエンジン)社が共同開発した、漫画家の著作権を守るための特殊な生成AI技術です。2024年3月に一般社団法人マンガジャパン及びデジタルマンガ協会合同「早春の会」で初公開されました。Pure Model AIの特徴
-
漫画家本人の絵柄のみを学習 一般的な生成AIと異なり、契約した漫画家の作品データのみを学習させる「ピュアモデル」方式を採用しています。通常の生成AIが多くのアーティストの作品を学習していることと対照的です。
-
著作権とオリジナリティの保護 著作権者である漫画家の許可がなければ作動せず、漫画家自身が学習成果をコントロールできる仕組みになっています。他の権利者の絵柄の学習を徹底的に排除しています。
-
オーダーメイド型サービス 各漫画家向けに専用モデルを構築するオーダーメイド方式を採用。漫画家によっては「自分の分身」や「専用のタイムマシン」と表現するほど、本人の絵柄を忠実に再現します。
-
学習プロセス 基本的に漫画家本人が描いた約200枚の絵柄を学習させ、様々なシチュエーションやキャラクターの特徴を把握します。その後「プリプロダクション」と呼ばれる工程で、漫画家からのフィードバックを受けながらクオリティを向上させていきます。
-
厳格なセキュリティ管理 サーバーは漫画家別に管理され、限られた人のみアクセス可能。漫画家本人が生成する画像には目に見えないウォーターマーク(透かし)を刻印する予定です。
利用方法と制作プロセス
- 漫画家が「ストーリー構成」と「ラフ」を作成
- ラフをイメージ画として添付し、プロンプトにシーンの説明や色の指示などを入力
- AIがラフをブラッシュアップ・着彩して画を完成させる
- 漫画家からフィードバックを受け、必要に応じて修正
里中満智子氏や倉田よしみ氏など著名漫画家も実際にこの技術を活用して作品を制作しており、高いクオリティを実現しています。
参考サイト:漫画家本人の絵柄のみ学習した「ピュアモデルAI」によるマンガ制作支援サービス開始
en-dolphin(エンドルフィン)
en-dolphin(エンドルフィン)は、『感動を創り出し、巡らせる!』をミッションに掲げる日本の企業です。主に「WEBTOON」(フルカラー/縦スクロール漫画)の制作スタジオとして活動しています。社名の由来は以下の意味を持っています。
- 「en」: 作家や読者、仲間との”繋がり=ご縁”を大切にする姿勢
- 「dolphin」: 仲間を大切にし助け合うイルカのように良好なチームワークで作品づくりに取り組む
- 「エンドルフィン」: 脳内物質「endorphin」のように幸せを感じるエンターテイメントを届ける
東京都港区に本社を置き、2018年7月に設立されました。代表取締役は張鉉洙(チャン・ヒョンス)氏です。「ヌリタス~偽りの花嫁~」「チュートリアルが死ぬほど難しい」などのヒット作品を多数手がけています。
実践編(制作ステップ)
2025年5月にこの記事を書いたときは、以下のプロセスが必須でした。2025年12月さらに進化した生成AIにより4コマやちょっとしたショート漫画なら簡単に描けるようになりました。 ★人間の手で必ずやらなければならないこと- キャラ設定と世界観の構築
- プロット作成とセリフ決め
- 画像生成と修正
キャラ設定と世界観の構築
これは漫画の根幹となる重要な部分です。効果的なキャラクター設定の方法
-
- キャラクターの外見を詳細に言語化する
-
- 「長い黒髪の16歳の女子高生、制服姿、丸いメガネ、明るい笑顔」というように具体的に
-
- 髪型、服装、表情、年齢など詳細に記述するほど意図したキャラクターに近づく
-
- キャラクターの性格や背景設定を考える
-
- 「負けず嫌いだが友達思いの主人公」など性格特性を明確に
-
- 背景設定はストーリーに深みを与える
-
- 参考イメージを用意する
-
- 似たイメージの画像があれば、AIの参考として使用すると精度が上がる
-
- MyEditなどのツールでは「構図」機能を使って参考画像をアップロード可能
世界観構築のヒント
AI漫画の世界観は、読者を引き込む重要な要素です:-
- 時代や場所を明確に:「現代の都会」「中世ファンタジー世界」など
-
- 独自のルールや特徴:「魔法が日常的に使われる世界」「ロボットと人間が共存する未来」など
-
- 視覚的要素:「サイバーパンク風の派手なネオン街」「自然豊かな古代日本風の村」など
プロット作成とセリフ決め
キャラクターと世界観を設定したら、次はストーリーの骨格となるプロットとセリフの作成です。効果的なプロット作成法
-
- 全体のストーリーアークを決める
-
- 導入→展開→クライマックス→解決という流れを意識する
-
- 4コママンガなら「起→承→転→結」の構造で考える
-
- シーンごとの目的を明確にする
-
- 各シーンで何を伝えたいのか、どんな感情を引き出したいのかを決める
-
- 「主人公が初めて敵と対峙するシーン」「仲間との友情が深まるシーン」など
-
- AIに伝えるためのプロンプトを作成
-
- 「雨の日の教室で、主人公が窓際で物思いにふける場面」というように具体的に
-
- 感情や雰囲気も「寂しげな表情で」「緊張感のある雰囲気で」など付け加えると効果的
魅力的なセリフの作り方
-
- キャラクターの口調を統一する
-
- 「〜だぜ」「〜ですわ」などキャラクターごとに特徴的な話し方を設定
-
- AI漫画ツールに入力する際は、キャラクター名と一緒にセリフを書くとよい
-
- 簡潔で読みやすいセリフにする
-
- 長すぎるセリフは読者の負担になるため、要点を絞る
-
- 感情を表す「!」「…」などの記号も効果的に使う
-
- 会話の自然な流れを意識する
-
- 会話のキャッチボールを意識し、一方通行にならないよう気をつける
-
- 「質問→回答→反応」というパターンを基本に組み立てる
画像生成と修正
プロットとセリフが固まったら、いよいよAIによる画像生成のステップです。ここがAIマンガ制作の醍醐味と言える部分です。効果的な画像生成のコツ
-
- 詳細なプロンプト(指示文)を作成する
-
- 「教室の窓際で本を読んでいる長髪の女子高生、夕日の光が差し込む静かな雰囲気」というように具体的に
-
- 構図、照明、感情表現なども含めるとより意図したイメージに近づく
-
- スタイルを指定する
-
- 「少年マンガ風」「少女マンガ風」「アメコミ風」など希望するスタイルを明記
-
- MyEditなどのツールでは「マンガ」スタイルを選択するだけでOK
-
- 複数のバリエーションを生成する
-
- 同じプロンプトでも複数回生成すると異なる結果が得られる
-
- 気に入ったものを選べるよう複数パターン作成するのがおすすめ
生成画像の修正テクニック
-
- 再生成による修正
-
- プロンプトを調整して再度生成する最も基本的な方法
-
- 「もっと明るい表情で」「角度をやや下から」など修正点を具体的に指示
-
- 部分修正機能の活用
-
- MyEditなどのツールでは、画像の一部だけを修正する機能がある
-
- 「キャラクターの表情だけ変えたい」「背景だけ修正したい」といった部分的な調整に便利
-
- 構図参照機能の活用
-
- 手書きのラフスケッチやポーズ参考画像をアップロードする
-
- AIがそれを参考にしながら高品質な画像を生成してくれる
Chat GPTで描いてみた
上記の画像は、Chat GPTで「教室の窓際で本を読んでいる長髪の女子高生、夕日の光が差し込む静かな雰囲気」と言うプロンプトで描いたものです。
Chat GPTには、プロンプトを簡略化できるGPTsと言う機能があります。このイラストは「アニメオタクのイラストレーター(絵師)」と言うGPTsで書いたもので、同じキャラクターで様々な場面やポーズ、表情などを指定することができます。
ページ編集と書き出し
AI漫画の画像生成ができたら、次はコマ割りやページのレイアウト、そして完成作品の書き出しです。この段階でマンガとしての読みやすさや見栄えが決まります。効果的なコマ割りのポイント
-
- ストーリーの流れを意識したコマ配置
-
- 重要なシーンには大きなコマを、説明的な場面には小さなコマを使うなどメリハリをつける
-
- 左上から右下へと自然に視線が流れるよう配置する
-
- コマの形状とサイズのバリエーション
-
- 四角形だけでなく、斜めのコマや円形のコマなど変化をつける
-
- 迫力のあるシーンでは、コマ枠をはみ出す演出も効果的
セリフの配置と吹き出しのテクニック
-
- 読みやすいセリフの配置
-
- 基本的に左上から右下へと読む順序になるよう配置
-
- コマの邪魔にならない場所に吹き出しを設置する
-
- 感情表現に合わせた吹き出しのバリエーション
-
- 通常会話、叫び声、心の声など、内容に合わせて吹き出しの形を変える
-
- AIマンガツールには様々な吹き出しテンプレートが用意されている
完成作品の書き出しと共有方法
-
- 書き出し形式の選択
-
- JPGやPNG:SNSなどでの共有に適している
-
- PDF:複数ページを1つのファイルにまとめられる
-
- 共有方法の選択
-
- SNS投稿:TwitterやInstagramなどで直接シェア
-
- 専用プラットフォーム:SkyReelsなどのプラットフォーム内でのシェア機能
-
- クラウドストレージ:GoogleドライブやDropboxなどにアップロード
よくある失敗とその対策
キャラクターの一貫性が保てない問題
主な原因:-
- AIがコマごとに独立して生成するため、前後のコマとの整合性が取れない
-
- プロンプトの説明が不十分でキャラクターの特徴が明確に伝わっていない
-
- キャラクターシートの作成
-
- 最初にキャラクターの基本画像を生成して保存
-
- 以降の生成時に参考画像としてアップロードする
-
- 詳細なキャラクター説明の作成
-
- 「長い黒髪、切れ長の黒い瞳、小さな鼻、薄い唇、右頬にほくろがある16歳の少女」というように具体的に
-
- この説明をコピペして毎回のプロンプトに含める
-
- カスタムキャラクター機能の活用
-
- 一部ツールには、キャラクターを学習させる機能がある
-
- 一度設定したキャラクターを様々なポーズや表情で呼び出せる
思い通りの画像にならない問題
主な原因:-
- プロンプト(指示文)が抽象的すぎる
-
- AIの理解できる言葉で説明できていない
-
- 複雑すぎるシーンや構図を要求している
-
- プロンプトを具体的にする
-
- 「かっこいいシーン」→「夕日を背にして剣を構える主人公、風で髪が揺れている」
-
- 抽象的な表現よりも、具体的な視覚要素を説明する
-
- 参照画像の活用
-
- 似た構図やポーズの参考画像をアップロード
-
- 自分で描いた簡単なラフ画を読み込ませる
-
- 段階的なアプローチ
-
- まずはシンプルな要素だけで生成し、徐々に複雑な要素を追加
-
- 「顔→上半身→全身→背景」というように段階的に完成度を上げる
著作権に関する不安と対策
主な懸念点:-
- AI漫画の著作権は誰に帰属するのか
-
- 既存の漫画やキャラクターに似た画像が生成される可能性
-
- 商用利用の可否
正しい理解と対策
-
- 利用規約の確認
-
- 使用するAI漫画ツールの利用規約と著作権ポリシーを必ず確認する
-
- 多くのツールでは、生成した画像の権利はユーザーに帰属すると明記されている
-
- 既存キャラクターの模倣を避ける
-
- 「〇〇のようなキャラクター」といった著名キャラクターを参照するプロンプトは避ける
-
- オリジナルの世界観とキャラクター設定を心がける
-
- 商用利用の確認
-
- 商用利用する場合は、使用するツールが商用利用を許可しているか確認
-
- 有料プランでないと商用利用できないツールもある
全体の要点を簡潔に再確認し、ユーザーの関心を満たすまとめ
AI漫画制作の全プロセスを通じて、最も重要なポイントは次の通りです。-
- 準備編:絵の才能は不要、アイデアがあれば誰でもAIマンガ制作を始められる
-
- 実践編:キャラクター設定、プロット作成、画像生成、ページ編集の流れを意識する
- 対策:キャラクターの一貫性や思い通りの画像生成のために、具体的なプロンプトと参考画像の活用が重要








